マーケティングと言えば(新規バス路線)

現在、期間限定のバス亭が自宅前に有ります。
軒下から10秒でバス停なので、天気が悪い時には便利です。
が、
ダイヤが×。
朝晩が1時間に1本程度なのに、日中は本数が多く、終バスも8時過ぎなので正直使えません。
なぜ、こうなったのか?

実は、この路線、自治会の要望で新規路線設置の判断材料として試験的に運行されているものです。
それで、ダイヤ案を考えたのが自治会の方々なのですが、老人パスを支給されている高齢な方々。
要望を続けた方々の都合でダイヤ案がまとめられたのは非難する必要は無いでしょう。
努力した人たちの成果です。
ただ、そこに大きな落とし穴が有りました。
試験運行から本運行になるためには採算が取れると言う判断が必須です。
バス会社も採算が取れなければ困りますから。
で、試験運行中の採算ラインには”老人パス利用者はカウントしない”という項目があります。
となると、老人パス利用者主体で考えられたダイヤ案は当然不利です。

ちなみにこの事を指摘したのは説明会にPTAから参加した相方さん。
バス路線から考えると、塾への通学にどんぴしゃだそうで、ダイヤを考えれば一気に利用者が増えるはず。
と指摘したところ、バス会社の方も自治会の方も凍ったそうです。
既にダイヤが組まれてからの説明会なのでどうしようもないそうで。

採算は実績が全てなので、この指摘は本運行時にはプラスに働くでしょうけど、
判断には何の影響も無し。
中間報告ではかろうじて採算ラインを超えているそうですが・・・どうなるやら。

相方さんの名誉のために言っておきますが、事前にダイヤ案や要望の呼びかけが自治会からなされたことはありませんでした。
有れば、ねぇ・・・。


ちなみに、このバスですが、住宅街の中を通ります。
横浜なので起伏が激しく、電動自転車でも音を上げるような坂道もありますし、
普通車でぎりぎり対面通行できるような細い道もあります。
そのせいでバス停の配置がおかしいのですが、急坂や細い道にバス停は置けないので仕方が無いですね。

先日の台風直撃時にはバス亭が全部寝ていました。
誰かが事前に寝かせたのではなく、風が寝かしつけたようで・・・事故が無く何よりでした。

試験運行に伴ってカーブミラーが設置されましたが、あれって下手すると車よりも高いとか。
ぶつけたりしないようにしましょう。