ネオ ウルトラQ 第一話

MM9の趣が感じられる、怪獣の存在を前提とした社会に現れた怪獣。
人間の騒ぎをよそにひたすら歩むその目的は?
というストーリー。
人の感知しないところで、怪獣が地球(?)の環境を守っている・・・良いですね。


ですが、
シナリオは破綻していませんか?
怪獣に慣れているなら、どんなことをするのか分からないのですから見物に行ったり、安易に発砲許可を求める??
報道管制完了と良いながら、民間人が多数目撃できる状況。
ついでに言えば、
太陽黒点の以上と怪獣がそれを鎮める役目という結びつけが強引(というか憶測に過ぎない)
明示しなくとも、2つ以上の古文書で、繋がりを示唆する程度で良かったのでは?
(そのためには1千年に1度レベルの黒点異常ではスパンが長すぎ)
神木を守る老人は人外の存在にしてしまって、同じ風体で古文書に繰り返し登場とかね。
怪獣の死者が遺族の男性に話しかけるのは(この話に限っては)蛇足。
だって、この怪獣で死んだわけではないのでしょう(断定は出来ない描写ですが)?


今時の番組としては明確さが要るのかもしれませんが、しっくりしませんでした。


怪獣が出現(昔から転がっている神石でも良い)して障害物を避けて一心に歩く。
黒点の異常で影響を受けている人間界(自然の方が古文書で繋げ易い)。
古文書(or歴史)の研究者が過去にも起きた現象であることに気が付く。
怪獣の研究者は似たような怪獣が過去にも出現して同じ方角を目指して歩いた事があることを発見。
怪獣が歩く先に有る神域を守る老人は過去の古文書に書かれた風体そのまま。
怪獣が神域に達すると黒点の以上が鎮まる。
2つの研究者が交わることは無い。
で、充分でしょう。



さて、第二話ではどんな扉を開けてくれるのでしょうか?