「売らないといけない」と「買ってもらう」

昨年の業績報告を聞いた際に
「今年は**億売らないといけない」
という言葉が有りました。

この言い方を社長なりの偉いさんが言われたのかは知りませんが、
この意識が有ると、顧客の意向とは別に売りつける。という感じがしています。

必要とされるから買ってもらう。
買ってもらった結果からどんな人が必要としているのかを把握して販売施策に反映させていく。
ではなく、

円売らないと会社が回らない。

だから、こんな販売施策で売っていく。

結果として残さないといけない数字が有るのは分かりますが、ちょっと残念な気がしています。
リーマンショック後からだと思うのですが、
購入動機は明確に「価格(安さから考える)」ものと「価格に関係なく買う気にさせられるもの」が有ると思います。
前者はスイッチコストが安く、後者は高い。

単に買ってもらうだけでは足りないと思うのです。
必要性なのか、ストーリーなのか、それともそれ以外にものなのか。

これを問うてみる機会があると良いのですが・・・。