コカコーラシュエップス

マーケティングの失敗例として。

シュエップって知っている人は少ないですよね?
個人的には海外旅行時に気に入ったのですが、国内では代理店が落ち着かず、安定した入手は出来ませんでした。
それを分かっていて今回の代理店となったコカコーラはポンパレ/ローソンと組んで知名度を上げるべくプロモーションを仕掛けました。
無料じゃないと買ってみようとは思わない層向けですね。

他にもググれば色々と値引きクーポンは有るようです。

で、ポンパレ/ローソンと組んだプロモーションですが、これがねぇ・・・。
ポンパレでクーポンを購入し(といっても0円なのですが)、
専用サイトでそれをQRコードにして携帯端末に保存。
QRコードをロッピーにかざすと無料クーポンが発行されて、店頭でそれで1本もらえる。
といった仕掛けで期間は6月末まで。

ポンパレはプロモーション料として販売額とは別の基準で収入を得て、
ログインしたポンパレのサイトではついでにサイトで他のクーポンにも目を向けてもらえるかもしれません。
ローソンではまさか無料引き換えだけでレジには向かわないのでしょうから他の売り上げを得て、
コカコーラ/シュエップスはマス媒体よりも効率的に知名度と商品へのリーチを得る。
良いこと尽くめに見えます。

QRコード入手までちょっと手間です。
無料なのは1本なのでせいぜい150円程度。
そう考えると面倒・・・。
もうちょっと簡単に出来ないもの??
専用サイトでメアド入れさせて配信じゃだめ??
属性だって取れるでしょうに・・・。
でも、シュエップスを試せるなら・・・とQRコードを収めた端末を持ってローソンに行きました。

ロッピーでも迷いました。
ロッピー会員向けの割引クーポンんなんてものも有るのでややこしい・・・。
このプロモーションは会員ではなくてもOKなのでロッピーでは会員向けではないメニューです。

で、クーポンがロッピーから発行されたので、シュエップスを手に取ろうとドリンクの棚に足を向けました。

あれ?
無い・・・の?
肝心のシュエップスが無い。
レジの方に聞いても頭の上に?マークが浮かんでいます。
色々なプロモーションがあるので全部理解していないとはいけないってのは酷なのでさっさと撤収。

POSとの連携は難しいでしょうけど、店頭在庫をプロモーション期間は確保するってのは難しいことなのでしょうか??
DS等では100円以下で売っているのを知っています。
なのに、プロモーション拠点で品切れ?
棚にラベルすらないのでひょっとしてもう引き上げなのかもしれません。
これで、関心は消えました。

なまじ労力がかかり、期待が有っただけにたかだか150円程度の話ですが、印象はマイナスです。
決してただの関心が無い人。のままでは有りません。
マーケターはここを理解していないといけない。
潜在顧客の関心を惹いたらそれをちゃんと活かさないと。
ポジティブな情報よりもネガな情報は広まるのですし。

プロモーションしているローソンでの扱いが良くないとすれば定着せずに消えていく商品になるのかもしれません。
通勤途中の店だけのことかもしれませんが、だからといって他の店にまでは行きません。

なので、味を確かめる機会は無いでしょう。

プロモーションの環を構築する場合、もっと注意しましょう。
というお話でした。