GODIVAという呪文

一年に2回、巷にこのロゴの入った紙袋が溢れかえります。


言い過ぎかもしれませんが、その時にはこのロゴ/ブランドの価値は希釈され、
いつでも買える板チョコと同じ程度のものになるような気さえします。
GODIVAとしても歓迎しているというか上手く利用しているかに思えるのでそれは良いのでしょうけど。


※2/14用の商品の1.5〜2倍程度の商品が3/14用に用意されているのがその傍証です。


以前はもうちょっとGODIVAというブランドに力があって有り難い物であったかと思います。
それが効果的だったため、現在のこれを選んで置けば安心。という位置を獲得するに至ったのでしょう。


贈るにも、お返しにも好適。
となれば、確保したその地位を維持することに注力すれば良いので、陳腐化を防げばよいのです。
あの価格では陳腐化しようがないといえばそのとおりで、かなり良いポジション。



但し、個人的にはGODIVAというだけで喜ばれるのはどうかと思っています。
ロゴを慈しむものではなく、味わってなんぼ。ですから。
その意味では、年2回(男性なので実質は1回)、店頭でも、相方さんにおねだりするものでも
味わったことが無いものを楽しむことが出来ます。


まるでその様は創元推理文庫、放課後探偵団に収められている"恋のおまじないのチンク・ア・チンク"の主人公
酉野初の品定めさながらの真剣さかもしれません。


恋のおまじないのチンク・ア・チンク: http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488400552