ちあき電脳探偵社  北森 鴻

子供向けのミステリーを探していた中での掘り出し物。
小学生の日常における謎を解くことをテーマにしていますが、
電脳とあるように登場人物の1人の家にあるスーパーコンピューターも大切な役割を果たし、
主人公となる”ちあき”という少女が推理を展開します。

初出が小学3年生での連載とは正直思えないほどしっかりした話で
大人が読んでも推理を楽しめます。

連載された短編6編から成るので長さも適切で子供の推理小説への入門として最適。
単に推理だけではなく季節の移り変わりや登場人物の機敏も書かれていますので子供でも魅了されます。