図書館戦争を読むべき時代

大人のラノベと著者の有川さんが言っていますが、だからといって敬遠するのは勿体無いです。
別冊のⅠとⅡは確かに恋愛要素テンコ盛りなのですが、
図書館戦争、図書館内乱、図書館危機、図書館革命の4冊はオブラートにはくるまれていて
そのおかげで読み進めることは非常に容易です。

ですが、そこでエンターテイメントとして読了するのではなく
この物語を成立させている背景に思いを及ばして欲しいのです。

政治への無関心が招いた検閲権。
それへの対抗を余儀なくされ、権利の擁護を負う事になってしまう図書館。

既に読んだ人も時代との整合を見て取れなかったとしたら再び手に取る価値は有りますよ。