オリンピック 2試合まとめて(vs モロッコ、vs 南アフリカ)

大変遅れてのモロッコ戦。
一番には永井選手のゴールですが、いかにも岡野選手の後継者的な普通のゴールは決められないが、アクロバティックなゴールは決めるものでした。
とはいえ、あのスピードはDFからは嫌なもので途中のポジションチェンジもあってモロッコの勢いを削ぐには効果的でした。

特筆すべきはDFとボランチ
無失点と、権田選手が大車輪にならずに済んでいるのは大きなポイント。
吉田選手、徳永選手の貢献度は相当。
それに酒井(高)選手はシュツットガルトでの経験を活かせてきていますし、鈴木選手もフィットしてきました。
酒井(宏)選手が負傷しても破綻しないのは大きいです。

前線ではまだ宇佐美選手が出場していません。
第3選は引き分け以上で良いので、試合展開では出しておいて良いのではないかと。
1位通過しないでブラジルとあたるのはまずいですけど。
(まさかブラジルはメンバーを落としても勝ちに行くはず・・・試合時間がずれているのは良いですね)


苦言が一つ。
中継の画面、寄りすぎ。
あれじゃコンビネーション分かりにくいって・・・・。

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南アフリカ

途中で監督指示で引き分け狙いにしたと伝えられています。
日本もそんな贅沢が出来るようになった。とも言えますが、
そうせざるを得ない出来だった。のが現実ではないでしょうか?

南アフリカは運動量が無く、ポジションを維持してしまっている様に見えました。
そのため、なでしこがボールを失った時(南アフリカの選手のリーチと予測が良くこれがまた引っかかりました)に大きく蹴りだされるとそこに南アフリカの選手が居るのです。
引っかかるパスは弱く、短い距離の横パスが多く、思い切った縦パスは通っていたのでそれに気が付いた選手とそうでない選手が居たようですが・・。
なでしこにとっては幸いに南アフリカの選手のスキルが低い、もしくは疲労からかトラップ、パスの乱れでピンチを迎えることは少なかったのですが、闇雲なミドルでも威力があるので運次第では失点も有り得ました。
相手が違えば、これは対なでしこの戦術としては有効でしょう。

なでしこのターンオーバーは
意気込みすぎて空回り
控えの確認
の2面がありました。

矢野選手、高瀬選手、田中選手は良かったと思います。
安藤選手はちょっとおとなしくて心配。
岩淵選手はもっと大胆でも良かったかと。

さて、次戦はブラジル。
オリンピック前の親善試合では勝っていますが、その時はフルメンバーではなかった相手。

引き分け狙いは聞けば分かるでしょうが、一般には分かりにくいでしょう。
なでしこファンには酷な試合を見せてしまったので、挽回する試合を期待します。