ハナシがちがう! 田中啓文

落語。
ふるくさ〜い雰囲気を伴っているかもしれません。
でも、聴いてみるとそうでは無いことに気が付くと思います。
(新作ではなくて、古典で、です)

そんな古典の世界をひょんなことから弟子入りした主人公を通して触れる事が出来るのがこの本です。
こんなことを書くと
落語を知らないと面白く無いでしょ?
と思われるでしょう。

でも、そんな事はありません。
例えば、ミステリーであれば土地勘があるとにやりとする場面があるやも・・・。
と同程度。
題材に採られている落語を知らなくともミステリーとして楽しめます。

謎解きの後に興が向いたら落語を聴いてみるのも良いと思います。