横浜市教育委員会 通知表の事前確認

新聞の一面で扱われて、叩かれまくって撤回に追い込まれた横浜市教育委員会の指示。
これがおかしいと思わないのですから教育委員会の方々の意識は重症です。


もともと、教育現場でしか社会経験が無い人は駄目(能力ではなく、常識/意識)だと思っていますけどね。


この事前確認が娘の中学で実施されたのですが、そこでは更なる問題がありました。
メディアには出ていないので書いておきます。


事前確認のために保護者に与えられた時間は24時間も無かったのです。
仮に、今日、子供が事前確認のために家庭に持ち帰ってきたとします。
その回答期限は「翌日」の午後3時です。
こうして書くと24時間近く有るじゃない?と思うでしょうが、
評価が適当なのかは、子供にも聞かないと分かりません。
テストだけではなく授業態度等々も含まれるので、保護者だけでは判断できません。


でも、子供は普通に翌日は登校するのです。
つまり、持ち帰ってから寝るまでの間しかないのです。


近頃の中学生は部活動だけではなく塾通いも普通です(ここらでは)。
部活だけでも帰宅は7時近く。
塾があれば10時近くです。
そこに残った時間には入浴、夕食、翌日の準備に復習、予習等々・・・・とても余裕は無いのです。
共働きなら更に過酷。


それだけ時間が無い子供と保護者に何を確認させたいのか?


確認したというアリバイだけが欲しいのではないか?
と思います。
字が小さすぎて読む気を削ぐ契約書と何ら変わらないです。


そもそも3学期制を2学期制にして評価の手間を2/3に減らしてもなんとも思わない方々です。
何のための教育なのか?
自らの手間や、業務を棚にあげて何をかいわんや?


そんなことを思う報道でした。