県大会の軌跡/奇跡

県大会は8会場で行われ、1会場あたり16校のトーナメント制。
つまり128校の勝ち抜き戦。
初日はベスト8を決める4回戦までです。

1回戦は相変わらずの試合の入り方が悪く、あっさりと1セットめを献上。
このまま終わりか?
と思った2セットめにやっと眼を覚まして(それでも先行されたので逆転)、3セット目に突入。
3セットめは途中から一方的に押しまくって1セットめを落としたのが信じられないスコアでものにしました。
相手のセッターが代わって様子が変わったようですが、どちらにしても試合の入り方が悪い癖が出ました。

2回戦の相手はアップ待ちの時に見かけました。
エースと思しき子は170後半と思える長身。
その他にも170cm台が2〜3名。
全体の平均身長が港南中よりも5cmは高い・・・・。

案の定、1セットめの悪癖と相手の攻め手に惑ってあっさりと1セットめを落としました。
そんなに巧い相手には見えませんが、有効な攻め手が3つ有りました。
エースのアタックは背もジャンプも高いのでブロックをものともせず打ち下ろします。
アタックはアタッカーではなく、バックアタック的に後ろからなので、ブロック/レシーブののタイミングをずらされています。
また、ネット際のボールはエース以外も身長を使った押し込みが効いています(港南中が小さいんで・・・ネット際は弱い)。
相手の学校の保護者はなんだか有頂天で良く分からない声援を送っています。
(バレーボールってプロポーションで勝負するんだっけ?)

ですが、2セット目は珍しく港南中が先行。
相手アタック時のフォーメーションが代わっており、面白いように拾い捲ります。
センターからだけだったので後衛3人で受けることはさほど難しくは無いようです。
この時、バックアタックとみるとブロッカーは飛ばずにレシーブのフォローに廻るようにしていました。
また、トスやリターンをネットから若干距離を置くことで押し込まれることも減らしています。
これで相手の攻め手が2つ無効になりました。
ただ、エースの打ち下ろしはどうしようもなく、2枚のブロックとみるやフェイントやコースで交わされまくりこれが止められませんでしたが、
相手サーブを確実に止めることで、ローテーションさせます。
なんとか、2〜3ポイントのリードを保って2セットめを獲り、3セットめへ。
1セット目の勢いが無くなった相手保護者が沈黙する時間が増えてきました。
逆に港南中の保護者は勢いを取り返します。

またしても3セットです。
港南中が先行しましたが、ひっくり返され相手のリードで終盤へ。
21-23で相手がミスをして港南中のサーブ(22-23)。
相手のレシーブが乱れて23-23.
相手のアタックが決まらず24-23
最後はレシーブ後のトスが大きく流れて25-23で逆転。