ドコモでiPhone

ドコモがiPhone取り扱いの交渉継続中を明言した報道がされています。
ドコモが賢明なのは、iPhoneのドコモ内シェア等の販売条件が有ることを明らかにしたこと。
つまり、Appleの要求を呑むとそれがドコモの戦略を縛ってしまう可能性を示しています。
au, ソフトバンクを見ると、販売台数や販売促進施策に留まらず、料金プランまで縛られていると思えます。
つまり企業としては主導権がハードウェアベンダーに移ってしまうので、あまり嬉しいことでは無い。
ネットワーク品質はドコモが一番だと思いますが、iPhone自体の性能の問題も有ってそれがどこまで実感できるのか?
というのも懸念でしょう。
また、iPhoneはメモリサイズだけのバリエーションですが、Andoroid端末はメーカー毎に特徴が有りバリエーションが豊富です。
(カラーバリエーションでは話にならない)
そうすると、AppleiOSのシェア獲得競争にどこまで加担しないといけないのか?です。
そう考えると、ドコモ内シェアの2〜3割程度なら、というのはかなり良い線をいっているバランス感覚だと思い案ス。
間違いなくその程度はiPhoneを使いたいドコモユーザーは居るでしょうし、その程度なら新規メーカーのシェアと考えれば問題は無い。
でも、iPhoneは経済圏をApple内で完結させてしまうので、キャリアとしては旨みが少なくなるデメリットの許容範囲でも有るのでしょう。


ついでに言えば、ドコモが扱うようになるということはAppleau, ソフトバンクではこれ以上の伸びは無い。と判断したことになるのでしょう・・・。
日本市場で更なる伸びが欲しいAppleとそれを見越して条件闘争をするドコモですね。